ホットランナーとは
自動車のレンズやバンパー、食品カップ、雑貨類、化粧品や医療、様々な分野に広がるプラスチック製品。
私達の身の回りにあるプラスチック製品の一部を弊社のホットランナーシステムが関わっています。
ホットランナーとはプラスチック製品を作る射出成形という機械の中に組み込まれています。
プラスチック製品の材料となるプラスチックを温めながら金型に流し込み、成形品のみを取り出す
システムのことをホットランナーと言います。 ※射出成形とは?
射出成形の機械によってプラスチック製品を作り出すシステムには現在二種類の方法があります。
それは【コールドランナー方式】と【ホットランナー方式】の二種類です。
弊社が自信を持って提供するホットランナーのお勧めポイントをこれからご紹介いたします!
ホットランナーがどこに組み込まれているかは、
左の”プラスチック射出成型とは”をクリック!
プラスチック製品がどのような機械で作られているのか、
覘いてみてください。
ホットランナー化メリット
【コールドランナー方式】では上図のように、製品に関係のない赤色のランナー部分も成形されてしまいます。
【ホットランナー方式】では樹脂をゲート穴まで溶融状態に保つため製品のみの樹脂量で成形できます。
成形に不要なランナー部分に割いていた樹脂量分のコストがゼロに!
【コールドランナー方式】で発生する不要なランナー部分は廃棄するか、粉砕して再利用するしかありません。
しかし、再利用するにしてもランナー粉砕機を使って粉砕しなければならないため、粉砕にかかる電気代に
機械を動かす人件費もかかってしまいます。
【ホットランナー方式】では不要なランナーは発生しませんので、ランナーを粉砕する機械も電力も不要です!
樹脂が金型に流れるまでのランナー部分は製品よりも厚みがあります。
そのため、【コールドランナー方式】だと製品が固まった後もランナーが固まるまでは金型を冷却しなければ
なりません。 【ホットランナー方式】では成形品のみを固化するため、その分が短縮されます!
③のように冷却時間が短縮できるだけでなく、金型の開閉時間も短縮できます。
サイクルアップすることによって、より回転率が上がり生産性も向上します。
【コールドランナー方式】の悩みとしてランナー離型時に挟み込みが多いことが挙げられます。
ランナーの離型不良は金型へ多大なダメージを与えてしまい、金型の修理が必要不可欠となります。
金型の修理ともなれば修理の期間中、成形STOPとなり納期への影響も与えかねません。
不要なランナーを発生させないことで起こりうるコストを未然に防ぎます!
【ホットランナー方式】ではランナーの再利用がありませんので常にバージンの成形が可能です。
その他にも、樹脂を金型へエアー駆動のバルブゲートで流し込むことで、射出の充填圧力によって
起こってしまうバリやソリ、ヒケなどの成形不良を軽減し、歩留まりを改善します。
ホットランナー化にはデメリットもある
【ホットランナー方式】で不要なランナーを”ゼロ”にすることができても、デメリットもあります。
ホットランナー化へのメリットからデメリットを差し引いて、
メリットの方が大きかったならばぜひ【ホットランナー方式】をお勧めします。
デメリットの方が大きければその内容をお教えください。
【ホットランナー方式】をもっとよりよいシステムに向上させられるよう開発、改善に取り組んで参りたいと思います。
なんといってもランナー部を温めるマニホールドやピンてゲートを開閉するバルブゲートノズルは
高価です。
短期間の成形には不向きと言えるでしょう。
ランナー部の樹脂を常に溶融状態に保たねばならないため、常にマニホールドは温められています。
しかし、周りの金型は型冷却装置(チラー)によって冷やされているため、
その温度調節に電気代がかかります。
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